「狐(北区の歴史と文化のシンボル)」をテーマにした、多様性を受け止め合えるまちづくり

Project

「狐(北区の歴史と文化のシンボル)」をテーマにした、多様性を受け止め合えるまちづくり

「王子狐のミュージカルの会」の母体となる「狐のにぎわい」を発足した頃(2005年)、社会の閉塞感が高まり、人間関係の希薄と個人主義の行き過ぎから(自分自身も含め)ストレスを抱える人々の姿に触れて、地域に、心の拠り所となるゆるいつながりが必要ではないかと考えました。

プロジェクト概要

プロジェクトの概要

男女・年齢・障がいの有無・考え方や生い立ち・出身地などの異質性・多様性を受け入れるシンボルとして、「狐」をテーマにしたオリジナルミュージカルの創作と上演活動を行い、そのプロセスで、子どもたちと共にまちを知り、学び、感じ直して自発的に動くプロジェクトです。

プロジェクト内容

前述の「狐のにぎわい」が発起人となって1年かけて行ったワークショップは、「まち歩き」「地元の文化発掘」「写真教室」「落語『王子の狐』を聴く会」など多岐にわたりました。
そのあと募集した実行委員会は40人規模。参加者募集に集まった3歳~80歳代の方々は130名を超えました。
こうして初演を果たした2008年から、2年に1回、オリジナルミュージカル「王子の狐 ねがいの石」の公演を行ってきました。

5度を数えるまでに、助成金の打ち切りや少子化の進行、大災害や景気の低迷など、試練の数々が私たちにも影響を及ぼし、続けられるか…を話し合いながら歩んで来ました。2018年に、10周年を記念してオリジナル曲全曲の公開録音をCD化し、新しい旅立ちのための模索を続けています。

今年度から年会費での運営をスタートし、月1回の合唱稽古と地域のお祭りなどに出演する計画で、新しい仲間を募集しながら楽しく集っています。

プロジェクトの効果

子どもから高齢者まで、関るすべての人たちに、「ふるさと(生まれた場所というだけでなく、そこで輝く・そこで出会う・そこで人を愛する場)」を発見し、実感してもらい、異質性・多様性を面白がり楽しみながらつながり、助け合い支え合う地域を共に創っていける関係性を、最大の価値として提供します。

実現したい地域像

一人で悩んだり苦しんだりしている人を無視しない、見殺しにしない、見放さない、自由だけど、孤独もいいけど、独りぼっちではないと感じられる、あったかくて面白くて、縛りの少ない、無事を喜び合える地域。
季節の彩の中で、自然に年を重ね、異年齢・異世代がゆるく交流しながら気遣い合える地域。

プロジェクトスケジュール

2019年3月~新計画スタート
 4月、5月;合唱稽古
 6月8日(土);「おちゃのこ祭祭(北区社会福祉協議会主催)」ステージと体験展示部門に参画。
プチミュージカルの発表と和室ブースで物販と狐メイク、一緒に歌おうコーナーなどを出展。
 9月1日(日);「王子狐の夕すず美」でパレードと水辺のステージ出演。
 11月10日(日);「北区合唱祭」に出場。
 12月31日(火);「王子狐の行列」に参画

団体概要

団体連絡先等:
〒115-0043
北区神谷1-25-2 (株)橋本新企画 気付
担当者氏名: 橋本 哲男
電話:03(4291)7725
携帯電話:080-4075ー2884
FAX: 03(4291)7725
Eメール:t2oji@yahoo.co.jp 
ホームページ: fb 「王子狐のミュージカルの会」

設立年月日:
2009年4月1日
構成員数 31人

団体の目的(ミッション):
北区の歴史と文化の象徴である「狐」をテーマにしたオリジナルミュージカルを創作し上演することで、まちの異年齢・異文化・異ジャンルの人をつなぎ、ふるさとを愛する心を育み、地域文化と歴史の掘り起こしと共有・継承発展を目指す。又、このまちで育つ子どもたちの豊かな心身の育ちをはぐくむ土壌づくりに貢献すると共に、まちの伝統文化・伝統工芸・名産品等の資源をつなぎ、活かすことを願って活動している。

団体の活動実績:
2005年、ミュージカルづくりの母体となる「狐のにぎわい」を発足。実行委員会を組織して2008年を皮切りに2010、2012,2014、2016と5回にわたり、北とぴあ さくらホールでのミュージカル「王子の狐 ねがいの石」上演を果たす。
2年に1度の上演に加え、3月;さくらSAKASОまつり、6月;おちゃのこ祭祭、9月;王子狐の夕すず美、10月;北区合唱祭、12月;王子狐の行列等、地域行事に参画・参加してきた。
この間、地域の狐関連文化芸能団体等との連携・交流を図り、実行委員会を組織するなどして、主に「王子狐の夕すず美」等で舞台やイベントを共有して来た。