みんなのえんがわ池袋

Project

みんなのえんがわ池袋

豊島区池袋の空き店舗を活用した、商店街活性化、地域の皆様の居場所づくり、地域活動支援の拠点スペースとして提供しています。

プロジェクト概要

実施したいプロジェクトの概要

• シャッター通りとなった商店街の中に、地域コミュニティを維持し、地域住民の交流の場として平成19年にオープン。単身高齢者などの見守り、情報交流、居場所として運営している。
• オープン以来、毎月第2日曜日に、リサイクルフリーマーケット「えんがわ市」を開催し、地域住民、地域活動団体の交流の場や、施設のPRを行なってきた。
• 平成28年より、中池袋公園でフリーマーケット&エンターテイメントイベント「東の楽座」を開催。東池袋の「アニメ&コスプレ」の聖地という立地特性に合わせて、アニメ・キャラクター系のフリーマーケット出展者を誘致するとともに、コスプレイヤー、アニメ系ミュージシャンなどのパフォーマンスの場を提供。
• 平成23年の東日本大震災の際に、復興支援の拠点として、支援物資の受け取り窓口として活用して以来、岩手県、宮城県を中心とした復興支援団体と協働で、えんがわ市を中心に復興支援活動を継続的に実施。
• 毎週木曜日、地元学習塾との協働で子供向け英会話教室を開催するほか、社会福祉協議会による相談会、飲食店での独立を目指す方を対象としたレンタルキッチンとしての貸し出しなども行なっている。
• みんなのえんがわ池袋に、動画配信設備を導入し、地域活動団体、地元ミュージシャン・アーティストなどにリーズナブルな料金で使用していただく。また、動画作成セミナー、動画制作事業などを展開し、地元NPO法人、地域活動団体、アーティストなどの情報発信力強化をサポートする。

本プロジェクトの理由や背景

みんなのえんがわ池袋の位置する通りは、シャッター通りとなり、車、自転車などの交通手段を使えない高齢者、障害者などにとって、まちの利便性が低下しているとともに、外国人などの住民が近年大幅に増加していることなどもあり、地域コミュニティが大きく低下していた。
地域の中で、居場所や見守りが必要な方達と、そのような方たちを支えるNPO法人をはじめとする地域活動団体を日常的に結びつける場所として、傾聴のスキルを持ったボランティアがいる「地域サロン」の役割の必要性を痛感し、本プロジェクトをスタートさせた。
今日では、新型コロナウイルスの影響や、5G時代に突入すし、動画による情報発信がますます重要になってきた。そのため、実際のサロン機能と、動画を配信・制作するスタジオ機能を持たせることで、地域の皆様と、地域活動団体を複層的に結びつける場所となるよう、機能を強化させて行きたい。

誰に、どのような価値を提供しますか

• 地域住民…独居高齢者、障害者などを中心とした、見守り・情報が必要な人達が立ち寄れる、居場所、情報取集と、必要な支援を提供している団体などをマッチングできる場。
• 地域活動団体…地域で活動する団体が、セミナー、会議、相談会などを実施できる多目的スペース+少しクオリティの高い動画配信、制作のためのスタジオ&クリエイティブ機能。
• 地域住民の交流の場と、アニメ・コスプレ、地元ミュージシャンなどを中心としたアーティストのライブ活動&配信の場の提供。
• 地域のリサイクル活動への貢献

実現したい地域はどんな地域

この地域で長く暮らしてきている人たちが、若者・外国人など、他の場所から転入してきた人たちと理解し合いながらともに暮らせる地域。
この地域は、木造密集地域であり、独居高齢者、単身の若者・外国人が非常に多い地域であるため、高齢者、障害者など、支援を必要とする人たちが暮らしやすい地域であるために、地域コミュニティをしっかりと形成していくことが大事な場所。若者、外国人も含めて、近隣の人たちの顔が見えるようにすることで、地域住民の「縁(えん)」が強まっていく地域を実現したい。

年間のスケジュール

・ 毎月第二日曜日に、えんがわ市&リサイクルフリーマーケットを池袋第二公園で開催。
・ 不定期に音楽やダンスなどエンターテインメント性の高いイベント、東の楽座を中池袋公園で開催。
・ 月曜日から土曜日まで、地域サロン「えんがわカフェ」を運営
・ 事前予約により、講座、セミナー、イベント、アコースティックライブ、撮影や、それらの動画配信・制作のためのスタジオとして貸し出し。

具体的な活動内容

・ えんがわカフェ:月〜土 11:00〜18:00まで、地域サロンを運営。近隣在住のボランティアスタッフが運営を担当している。70才以上の方に対してはプラチチケットを配布し、割引料金で利用できるようにしている。
・ えんがわ市&リサイクルフリーマーケット:毎月第2日曜日 10:30〜14:00まで開催。えんがわカフェのボランティアスタッフを中心に、フリーマーケットと焼きそば、お赤飯などを販売している。
・ スペースレンタル事業:英会話教室など、地元住民向けの教室、セミナー、講座などの場所として、1時間1,000円でレンタル。
・ 動画配信・制作事業(新規事業):スペースレンタルに加えて、カメラ、照明、マイク、スイッチャー、動画配信用PCなどを貸し出し。(1時間1,000円程度を予定)
・ 現状、みんなのえんがわ池袋の運営については、補助金、助成金は受けておらず、ほとんどをボランティアスタッフにお願いしています。可能であれば、その人件費を捻出できるだけの事業性を確保したいと考えています。(月額10万円ほど)

実現したい地域像

みんなのえんがわ池袋がある池袋3丁目周辺は、空き家・空き店舗、単身高齢者世帯の増加、地域コミュニティの希薄化などの課題が顕在化しています。一方、地域を支えるNPO法人、地域活動団体は、日々変化する社会環境に対応しながら、効果的な活動を継続していく必要があります。みんなのえんがわ池袋は、その中間に位置し、双方を有機的に結びつけていく拠点としての役割を果たしていきたいと考えています。
えんがわには、近所の人たちが集まってきて、お茶を飲みながら、世間話し(情報交換)する機能がありました。そこから「えん」が生まれ、相互支援(えん)の地域社会が形成されていました。
みんなのえんがわ池袋は、そんな「えんがわ」のような場所でありたい、と願い名付けられました。
今は、通信技術が飛躍的に発達し、コミュニケーションの方法も大きく変化してきましたが、そんな時代の変化にも対応することで、なかなか変化についていけない方などを支援することに結びついてくと考えています。
近隣で暮らし、働き、学ぶ、多くの人たちの「えん」を結んで、みんなが共生できる地域社会づくりに貢献してまいります。

団体概要:みんなのえんがわ池袋

支援を必要とする人たちが暮らしやすい地域であるために、地域コミュニティをしっかりと形成していくことが大事な場所。若者、外国人も含めて、近隣の人たちの顔が分かる、地域住民の「縁(えん)」が強まっていく地域を実現したい。みんなのえんがわ池袋は、そんな「えんがわ」のような場所でありたい。

2005年11月設立
運営団体:特定非営利活動法人NPO推進協議会
住所:〒171-0014 東京都豊島区池袋3丁目30-21
代表・柳田 好史(ヤナギダ ヨシフミ)
豊島区観光協会常任理事、商工会議所豊島支部評議委員、NPO自転車活用推進研究会副理事長、としまユネスコ協会事務局長等の社会貢献活動に奔走する現役サラリーマン
運営スタッフ:柴垣 敬子、幅上 敦